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浅草で接待に使える個室 — 芸者衆を招くお座敷という選択肢

浅草 都鳥の個室の座敷。屏風の前で芸者衆が舞い、三味線に合わせてお客様が見ている

都鳥(みやこどり)は、東京・浅草の待合茶屋です。全室が完全個室で、芸者衆をお招きした接待・会食のお席をご用意しています。1950年の創業以来、大切なお客様をお迎えする席として使われてきました。

接待の幹事を任されたとき、いちばん気が重いのは「店選び」そのものよりも、その席で自分が恥をかかないだろうかという不安ではないでしょうか。上座はどちらか。お客様に気を遣わせてしまわないか。段取りで詰まらないか。

このページでは、浅草で接待・会食の席をお探しの方に向けて、都鳥のお座敷がどういう席なのかを、料金・お部屋・当日の流れ・ご予約の段取りまで具体的にご案内します。

浅草で接待に「個室の料亭」を選ぶということ

接待や会食の席に求められるものは、たいてい三つに集約されます。他のお客様と同席せず、人目を気にせずお話しになれること。お客様の記憶に残ること。そして、幹事が段取りで消耗しないこと。

浅草という土地には、それを支えてきた歴史があります。かつて花街として栄えたこの街には、お客様をもてなすための作法と職能が、いまも日々の仕事として続いています。芸者衆がいて、その座を回す幇間(ほうかん)がいて、仕出しの名店がある。接待の席を「浅草でやる」ということには、それだけで説明のいらない格があります。

都鳥は、その浅草に残る待合茶屋です。待合茶屋とは、お客様が芸者衆を呼んでお過ごしになるための座敷を用意する店のこと。料理は店の厨房ではなく、街の名店から仕出しでお運びします。

夜の浅草 都鳥の入口。灯りの入った看板と格子の店構え

この業態には、接待の席として使いやすい理由があります。料理を外から取るということは、お客様のご事情に合わせて料理そのものを選べるということです。お苦手なもの、宗教上のご制限、アレルギー。事前にお知らせいただければ、その日のお客様に合わせてお出しするものを整えられます。

接待で失敗しないために、店側がやっていること

都鳥の玄関で、着物のスタッフがお客様をお迎えしている

幹事の方から最も多くいただくご質問が、作法のことです。結論から申し上げます。お座敷の作法は、お客様が覚えてこられるものではありません。店の側で整えます。

上座・下座のご案内

お部屋にお通しする際、仲居と芸者衆が自然にご案内します。床の間を背にする側が上座になりますが、「こちらへどうぞ」とお声がけしますので、入り口でお迷いになることはありません。幹事の方が仕切ろうとなさらなくて大丈夫です。

お客様に気を遣わせないこと

これは芸者衆の仕事そのものです。座が固くなれば言葉を挟み、話が弾んでいれば下がる。お客様が「もてなされている」と感じながら、同時にくつろいでいられる状態をつくるのが芸者衆の職能です。幹事の方がお客様の様子を気にして疲れてしまう、ということが起きにくい席です。

お座り方

基本は椅子席です。正座をしていただく必要はありません。掘りごたつのお部屋もございますので、脚を伸ばしてお過ごしいただけます。ご年配のお客様や、長時間の正座がご負担な方がいらしても問題ありません。

お召し物

ドレスコードはございません。お仕事帰りのスーツのままお越しいただけます。お着物でお越しになるお客様もいらっしゃいますが、こちらはお好みで。

お酌のこと

芸者衆からお客様へお酌をいたしますが、お客様から芸者衆へお酌をしていただくのも歓迎です。「返してはいけない」という決まりはありません。そうしたやりとりも含めてお座敷の時間です。

手土産のお預かり

お持ちになった手土産は、お預かりしてお帰りの際にお客様へお渡しします。幹事の方が席までお持ちになる必要はありません。お声がけいただければ、お渡しのタイミングもこちらで合わせます。

お座敷では何が起きるのか(初めてのお客様へ)

屏風の前で扇を手に舞う浅草の芸者衆2名

はじめてのお客様に、当日の流れをご説明します。

お迎えとご挨拶

お部屋にお通ししたあと、その日にお越しになる芸者衆がご挨拶に伺います。お名前を申し上げ、お客様にお酌をしながら、少しお話をいたします。ここで座がほぐれます。

お食事とご歓談

仕出しの会席をお召し上がりいただきながら、ご歓談の時間です。芸者衆は席におりますので、お仕事の話をなさりたい場面では静かに控えます。この呼吸は芸者衆が読みます。

舞と唄

頃合いを見て、芸者衆が舞や唄をご覧に入れます。三味線の音が入ると、席の空気が変わります。接待の席では、この瞬間がお客様の記憶に残ることが多いように思います。

座敷で三味線を構える地方の芸者衆

お座敷遊び

舞のあとは、お座敷遊びです。金毘羅船々(こんぴらふねふね)、とらとら、投扇興(とうせんきょう)といった遊びを、芸者衆がご案内します。ルールは簡単で、その場で覚えられます。都鳥ではルールブックをお配りしていますので、はじめての方でも入っていけます。

お座敷遊び「こんぴらふねふね」を芸者と楽しむお客様

お客様と芸者衆が一緒に遊ぶ時間ですので、役職や立場の差が自然にほどけます。接待の席としては、ここがいちばん効く時間かもしれません。

中締め

お時間になりましたら、芸者衆がご挨拶をしてお見送りいたします。

お部屋と人数

すべて完全個室です。他のお客様との相席は一切ございません。

都鳥の広間。畳に長い座卓と背もたれ付きの椅子が並び、障子の窓から光が入る 都鳥の個室「花」。掘りごたつの座卓に座椅子が並び、窓の外に坪庭が見える
お部屋スタイル人数
花の部屋掘りごたつ1〜6名
柳の部屋机・テーブル1〜8名
広間3〜23名

人数に応じてお部屋をご案内します。少人数の接待であれば花の部屋や柳の部屋、部署単位のお席であれば広間、というのが目安です。

料金

都鳥のお座敷でお出しする会席料理

接待・会食でお選びいただくことが多いのは、夜のお席です。表示はすべて税込です。人数によってご案内の仕方が変わりますので、2つに分けてご説明します。

4名様以上のお席

お一人あたりの金額 × 人数です。人数が増えても単価は変わりません。

プランお一人あたり
夜2時間プラン(会席つき)55,000円
夜3時間プラン70,000円

2〜3名様のお席

貸切の総額でご案内します。

プラン2名様3名様
夜2時間プラン(会席つき)170,000円210,000円
夜3時間プラン220,000円270,000円

どちらのプランも17:30〜20:00の間にお始めいただけます。仕出しの会席とお飲み物(飲み放題)が含まれます。夜2時間プランは、はじめてのお座敷にいちばん多くお選びいただいているお席です。夜3時間プランは、ご歓談の時間をたっぷりお取りになりたいお席で、8名様以上のお席にはこちらをおすすめしています。

料金に含まれる芸者衆の人数

表示の料金には、芸者衆が標準の人数で含まれています。標準は大人のご人数のおよそ半数(最少2名)を目安としています。6名様のお席なら芸者衆3名、8名様なら4名、といった具合です。

芸者衆を標準より多くお招きになる場合は、お一人につき夜2時間 50,000円/夜3時間 70,000円を申し受けます(人数によっては都鳥よりご優待をご案内しています)。ご予算に合わせて標準より少なくすることもできますので、ご相談ください。

より細かな料金の組み立ては料金ページでもご案内しています。

ご祝儀について

お座敷では、舞のあとに芸者衆へご祝儀をお渡しになる習わしがあります。必須ではございませんが、接待の席では幹事の方の心得として知っておかれると安心かと思います。

ご用意になる場合は、芸者衆お一人あたり3,000円〜10,000円ほどが目安で、5,000円をお包みになる方が最も多くいらっしゃいます。お呼びになった芸者衆の人数分をご用意いただく形です。ご予約料金・当日のお会計には含まれません。

幇間(ほうかん)という選択肢

舞台で番傘を手に芸を披露する幇間

幇間は、お座敷の座を回す専門職です。太鼓持ち(たいこもち)とも呼ばれます。お客様と芸者衆のあいだに入って話を転がし、遊びを仕切り、場を温める役割を担います。

幇間は日本で唯一の男性芸者です。正式に活動しているのは今や浅草だけで、現在6名(女性の幇間もおります)。その幇間をお座敷にお呼びいただけるのも、浅草都鳥ならではです。

接待の席で幇間をお呼びになる利点は、幹事の方が「場を回す」役から降りられることです。話題が途切れたら幇間が拾います。お客様が遊びに入りにくそうであれば幇間が誘います。幹事の方はお客様と同じ側で楽しんでいられます。

お呼びになる場合は0〜4名までお選びいただけます。席料は、そのプランの芸者衆を1名追加される場合と同額です(夜2時間 50,000円/夜3時間 70,000円)。ご祝儀をご用意になる場合は、幇間の分も同様にお包みください。

経費と法人対応(請求書払い・インボイス)

接待でのご利用に必要な事務手続きに対応しています。

  • 領収書の発行
  • インボイス(適格請求書)対応
  • 請求書払いが可能(法人のお客様)
  • 会社名でのご予約が可能

お支払いは当日です。ご予約の時点では発生しません。請求書払いをご希望の法人のお客様には、ご予約時にお支払いの方法と時期をご案内します。

お会計は、お客様の前ではいたしません

中締めのあと、幹事の方だけ玄関または別室にてお会計を承ります。お客様の目の前で金額のやりとりが起きることはありません。接待の席で幹事の方がいちばん気を遣われるところですので、こちらで段取りいたします。

ご予約の流れ

都鳥のご予約はリクエスト方式です。お座敷は芸者衆のご都合が関わりますので、フォームをお送りいただいた時点では確定ではありません。

  1. ご予約フォームからご希望日時・人数・プランをお送りいただきます(この時点でお支払いは発生しません。クレジットカードのご登録も不要です
  2. 芸者衆の空きを確認いたします
  3. 2営業日以内に、お電話またはメールで確定のご連絡を差し上げます
  4. 当日、お席にてお支払いいただきます

接待の日程が固まりきっていない段階でも、まずは空き状況をお問い合わせいただけます。フォームの送信によってお日にちやお部屋が確保されるものではありませんので、お気軽にどうぞ。

キャンセルについて(お席が確定したあと)

時期キャンセル料
7日前まで無料
6〜4日前30%
3日前50%
2日前80%
前日・当日100%

キャンセル料は、ご予約の総額に対して申し受けます(芸者衆・幇間の席料、お食事を含みます。ご祝儀は当日お渡しいただくものですので含まれません)。

お人数の変更は2日前まで承ります。お一人、お二人お減りになる程度でしたら、その分をキャンセル料として申し受けることはいたしません。大幅にお人数が変わる場合のみ、ご相談ください。

ウェブからのご予約は2〜20名様で承っております。1名様、または21名様以上のお席はお電話にてご相談ください。

接待のお席、日程だけでもご相談ください

お日にちが決まっていなくても構いません。ご希望の日時と人数をお送りいただければ、芸者衆の空きを確認して2営業日以内にご連絡します。この画面でお支払いは発生しません。

予約をリクエストする

アクセス

東京都台東区浅草3-23-10

  • 東京メトロ銀座線・東武線・つくばエクスプレス 浅草駅から徒歩13分
  • 都営浅草線 浅草駅から徒歩15分
  • 各線 浅草駅からタクシーで4分
  • 浅草寺の北側にございます。境内を抜けて約3分です

浅草寺の境内を通ってお越しいただけますので、道中も浅草をお楽しみいただけます。雨の日やご年配のお客様をお迎えになる場合は、タクシーが確実です。お帰りのお車も、お時間に合わせてお呼びいたします。

営業時間は14:00〜20:00(最終受付)、土日祝日はお休みをいただいております。

エレベーターがございます。ただし玄関に段差がございますので、お車椅子でお越しのお客様は事前にご相談ください。

お座敷そのものについてはお座敷のご案内もあわせてご覧ください。

よくあるご質問

接待で使えますか。他のお客様と相席になりませんか。

すべて完全個室ですので、他のお客様との相席は一切ございません。仲居と芸者衆が上座・下座も自然にご案内しますので、接待の席として安心してお使いいただけます。1950年の創業以来、多くのお客様にご利用いただいてまいりました。

上座・下座やお作法が不安です。

店の側でご案内しますので、覚えてお越しいただく必要はありません。お座りいただく場所も、お食事の運びも、こちらで整えます。

芸者遊びは初めてですが、何をするのでしょうか。

会席をお召し上がりいただきながらのご歓談、芸者衆の舞や唄、そしてお座敷遊びが基本の流れです。お座敷遊びはルールが簡単で、その場で覚えられます。ルールブックもお配りしています。

料金はお一人あたりいくらですか。

夜2時間プラン(会席つき)がお一人55,000円、夜3時間プランがお一人70,000円です(いずれも税込・4名様以上の場合)。2〜3名様は貸切総額でのご案内となり、夜2時間プランが2名様170,000円/3名様210,000円、夜3時間プランが2名様220,000円/3名様270,000円です。いずれも仕出しの会席・お飲み物(飲み放題)・標準の人数の芸者衆(大人のご人数のおよそ半数・最少2名)が含まれます。

領収書やインボイスは出ますか。

発行いたします。インボイス(適格請求書)に対応しております。請求書払いは法人のお客様に承っており、会社名でのご予約も可能です。

お会計はお客様の前でするのでしょうか。

いたしません。中締めのあと、幹事の方だけ玄関または別室にてお会計を承ります。お客様の目の前で金額のやりとりが起きることはありません。

直前にお人数が変わった場合はどうなりますか。

お人数の変更は2日前まで承ります。お一人、お二人お減りになる程度でしたら、その分をキャンセル料として申し受けることはいたしません。大幅にお人数が変わる場合のみ、ご相談ください。なお、お席そのもののキャンセル料は、ご予約の総額に対して所定の割合を申し受けます。

何名まで入れますか。

広間で3〜23名様までご利用いただけます。ウェブからのご予約は2〜20名様で、1名様または21名様以上はお電話にてご相談ください。

予約はいつまでにすればよいですか。

芸者衆の空き状況によりますので、お日にちが決まりましたらお早めにご相談ください。フォーム送信後、2営業日以内に確定のご連絡を差し上げます。

浅草の夜に、芸者衆をお招きする

完全個室、上座のご案内から会計の段取りまで、幹事の方が抱えずに済む席をご用意しています。ご希望の日時と人数をお送りください。

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河村悠太/Yuta Kawamura Third-generation proprietor
河村悠太。1950年から浅草でお座敷を営む料亭 都鳥の三代目。母であり二代目女将の千景とともに、花柳界の内側から記事を執筆。芸事やしきたりに関する記事は女将 千景が監修している。都鳥は浅草見番に登録する芸者衆・幇間(正式に活動を続けるのは日本でここだけ)と日々お座敷を務め、掲載内容はすべてその実体験に基づく。

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