【願いが叶う】浅草寺のご利益を全一覧で解説!正しい参拝方法も紹介
5. 見逃せない境内のご利益スポット
浅草寺のご利益は、ご本尊である聖観世音菩薩様が祀られている本堂だけではございません。広大な境内には、様々な仏様が祀られたお堂が点在しており、それぞれが強力なパワースポットとして知られております。ご自身の願い事に合わせたお堂を巡ることで、より一層のご加護をいただけることでしょう。
5.1 影向堂 干支ごとの守り本尊を祀るお堂
影向堂(ようごうどう)は、観音様のお説法を手伝う仏様である「影向衆(ようごうしゅう)」をお祀りするお堂です。そして、こちらでは十二支それぞれの守り本尊様もお祀りされております。ご自身の干支を守護してくださる仏様にお参りすることで、より個人的で強いご加護を授かることができるとされております。
ご自身の干支の守り本尊様をご確認の上、心を込めてお参りくださいませ。影向堂では、これら守り本尊八体と聖観世音菩薩様を合わせた「九尊仏」の御朱印をいただくこともできます。
| 干支 | 守り本尊 |
|---|---|
| 子(ね) | 千手観音菩薩(せんじゅかんのんぼさつ) |
| 丑(うし)・寅(とら) | 虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ) |
| 卯(う) | 文殊菩薩(もんじゅぼさつ) |
| 辰(たつ)・巳(み) | 普賢菩薩(ふげんぼさつ) |
| 午(うま) | 勢至菩薩(せいしぼさつ) |
| 未(ひつじ)・申(さる) | 大日如来(だいにちにょらい) |
| 酉(とり) | 不動明王(ふどうみょうおう) |
| 戌(いぬ)・亥(い) | 阿弥陀如来(あみだにょらい) |
出典: 浅草寺公式サイト 影向堂・六角堂
5.2 薬師堂 病気平癒のご利益
本堂の向かって左手、静かな場所に佇むのが薬師堂です。その名の通り、医薬を司る仏様である薬師如来がご本尊としてお祀りされており、「病気平癒」「身体健全」のご利益で篤く信仰されております。ご自身や大切な方の健康を願う際に、ぜひお立ち寄りいただきたいお堂です。
また、薬師堂の向かって左側には「おびんずる様(撫で仏)」がいらっしゃいます。ご自身の体の癒したい部分と同じ場所を優しく撫でることで、その部分の病や痛みが和らぐと伝えられております。
5.3 淡島堂 女性の願いを叶えるご利益
淡島堂(あわしまどう)は、女性のあらゆる願いを叶えてくださると伝わるお堂です。ご祭神である淡島明神は、特に婦人病の治癒や安産、子授け、裁縫の上達などにご利益があるとされております。女性特有の悩みや願い事に寄り添ってくださる、心強い存在です。
毎年2月8日には、使い古した針や折れた針を豆腐に刺して供養する「針供養会」が執り行われることでも知られております。
5.4 銭塚地蔵堂 金運アップのパワースポット
境内でも特に金運上昇のパワースポットとして名高いのが、銭塚地蔵堂(ぜにづかじぞうどう)です。こちらには「かんかん地蔵」というお地蔵様がいらっしゃいます。お堂の前に置かれた塩で六地蔵を清め、お線香と灯明をあげた後、心の中で願い事を唱えながら石の台座を優しく打つと、その音が「かんかん」と聞こえ、願いが叶うといわれております。
商売繁盛や金銭にまつわる願い事がある方は、ぜひこちらで熱心にお祈りくださいませ。古くから多くの人々がこの地で祈りを捧げ、そのご利益を授かってまいりました。
6. 願い事に合わせた浅草寺のご利益があるお守りとおみくじ
浅草寺での参拝を終えたら、観音様とのご縁を結び、そのご利益を身近に持ち帰るためのお守りやおみくじをいただくのがおすすめです。浅草寺には多種多様なお守りがあり、また「凶が多い」ことで知られるおみくじにも特別な意味がございます。ここでは、願い事に合わせたお守りの選び方と、おみくじの正しい作法について詳しく解説いたします。
6.1 ご利益別 おすすめのお守り
浅草寺の授与所では、様々な願い事に応じたお守りが用意されております。ご自身の願いに最も近いお守りを選び、大切に身につけることで、観音様のご加護をより一層感じられることでしょう。代表的なお守りを一覧でご紹介いたします。
| ご利益 | お守りの名称 | 特徴 |
|---|---|---|
| 商売繁盛・金運向上 | 金龍の舞守 | 浅草寺の寺舞「金龍の舞」に由来する、金運上昇や事業の成功を願うお守りです。 |
| 心願成就 | 心願成就守 | あらゆる願い事が叶うよう祈願された、浅草寺の基本となるお守りです。 |
| 厄除け・災難除け | 厄除守 | 身に降りかかる災いや厄を払い、平穏な日々をもたらすご利益があるとされております。 |
| 病気平癒・身体健全 | 身体健全守 | 病気の回復や、日々の健康を願うお守りです。蓮の花がデザインされています。 |
| 学業成就・合格祈願 | 学業守 | 学問の向上や試験の合格を後押ししてくださるお守りです。 |
| 縁結び・恋愛成就 | 縁結守 | 良縁や恋愛の成就を願う方におすすめのお守りです。二つの心が結ばれるようデザインされています。 |
この他にも、交通安全や安産など、様々なお守りがございます。お守りは本堂の西側にある授与所にてお受けできますので、ご自身の願いを心に浮かべながらお選びください。
6.2 浅草寺名物のおみくじについて
浅草寺のおみくじは「観音百籤(かんのんひゃくせん)」という、古来の伝統的な作法に基づいたものです。そのため、他の寺社に比べて「凶」が出る割合が高いことで知られております。
しかし、これは決して不吉なことではございません。浅草寺のおみくじにおける「凶」は、「これ以上悪くなることはなく、これからは運気が上昇していく」という好転の兆し、あるいは「行いを慎み、努力を重ねなさい」という観音様からの激励の言葉とされています。たとえ凶を引いても、気を落とさずにその内容を真摯に受け止め、今後の生活の指針とすることが大切です。
おみくじを引いた後は、その扱いにも作法がございます。
- 吉(大吉、吉など)が出た場合: おみくじに書かれた観音様からのありがたいお言葉です。持ち帰り、お守りのように大切にすることで、ご利益が持続するといわれております。
- 凶が出た場合: 境内に設けられた「おみくじ結び所」に結びつけます。これは、おみくじに宿った厄を観音様にお預けし、厄を転じて良い方向に導いていただくための習わしです。
おみくじを引く際は、まず本堂の観音様に手を合わせ、感謝と願い事をお伝えしてから引くのが丁寧な作法です。浅草寺を訪れた際には、ぜひ運試しをしてみてはいかがでしょうか。より詳しい情報については、浅草寺公式サイトもご参照ください。
7. まとめ
浅草寺は、あらゆる願いを叶えるとされる「所願成就」の大きなご利益を授かることができるお寺でございます。ご本尊である聖観世音菩薩様の広大な慈悲により、商売繁盛から病気平癒、縁結びまで、私たちの切なる祈りに応えてくださいます。本記事でご紹介した正しい参拝方法を実践し、ご自身の願いに合わせた境内のご利益スポットを巡ることで、その御力を最大限にいただくことができるでしょう。ぜひ浅草寺にて、心からの願いをお伝えください。
都鳥について
1950年の創業以来、都鳥では一貫して本格的な芸者遊びをご提供してまいりました。
芸者歴55年以上の元芸者の女将がいるのは、浅草でも都鳥だけ。
本物の芸者文化を、どうぞ都鳥でご体験ください。






この記事へのコメントはありません。