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浅草で楽しむ!季節ごとの行事・祭り・観光イベント情報を1年まるごと完全ガイド

三社祭で担がれる金色の神輿。浅草の街を埋め尽くす担ぎ手と見物客に囲まれている

公開日 2025年8月8日 最終更新日 2025年7月8日

浅草の一年は、祭りと行事でめぐっていきます。春の三社祭、夏の隅田川花火大会秋の酉の市、冬の羽子板市。どの季節に来ても、その時にしか見られない顔がある街です。季節ごとの代表的な行事を、日程・場所・見どころとあわせて整理しました。行事の日以外でも楽しめる、四季それぞれの過ごし方も紹介します。旅の時期選びの参考にしてください。

1. 浅草は年間を通して見どころ満載 季節ごとの行事一覧

歴史と文化が息づく街、浅草。日本の四季の移ろいとともに、伝統的な行事が一年を通して続きます。まずは季節ごとの主な行事を一覧でどうぞ。旅の計画の下敷きになるはずです。

季節開催月主な行事概要
3月~5月金龍の舞・隅田公園 桜まつり・三社祭浅草寺に伝わる金龍の舞、隅田川沿いの桜並木、そして浅草最大の祭り・三社祭。街全体が華やかな活気に包まれる季節です。
6月~8月四万六千日 ほおずき市・隅田川花火大会・浅草サンバカーニバル下町情緒あふれるほおずき市、東京の夏の風物詩・隅田川花火大会、情熱的なサンバカーニバル。多彩な催しが夏を彩ります。
9月~11月浅草燈籠祭・白鷺の舞・鷲神社 酉の市幻想的な燈籠の灯り、白鷺の装束が優美な浅草寺の寺舞、商売繁盛を願う酉の市。伝統文化に深く触れられる季節です。
12月~2月浅草寺 羽子板市・除夜の鐘と初詣・浅草寺 節分会年の瀬の羽子板市に始まり、厳かな除夜の鐘、新年の初詣、そして節分会へ。年末年始ならではの空気が流れます。

各行事の日程・内容は年により変わることがあります。お出かけの前に、公式サイトで最新の情報を確認してください。

参考: 台東区 イベントカレンダー

五月の三社祭です。神輿の通る道と、仲見世の人出。その中を芸者衆も着物で歩きます。

2. 春の浅草 桜と祭りで華やぐ季節の行事(3月〜5月)

うららかな陽気とともに街が活気づく春。隅田川沿いの桜並木が薄紅に染まり、歴史ある祭りと伝統行事が次々と続きます。一年でいちばん浮き立つ季節かもしれません。

2.1 浅草寺 金龍の舞

浅草寺のご本尊・観音様が示現されたことを祝う「本尊示現会」で奉演される、勇壮な舞です。長さ約18m、重さ約88kgの黄金の龍が、仲見世や境内を練り歩く姿は圧巻。蓮華珠(れんげしゅ)を追い求める龍が、観音様の功徳によって守護神となる様子を表しています。間近でうねる金色の胴体には、思わず足が止まります。

項目詳細
開催時期毎年3月18日(10月18日の菊供養会でも奉演)
場所浅草寺境内
見どころ僧侶や囃子方に導かれ、黄金の龍がダイナミックに舞う様子
公式サイト浅草寺 年間行事

2.2 隅田公園 桜まつり

隅田川の両岸に広がる隅田公園は、古くからの桜の名所です。春には台東区側だけで約510本の桜が咲き、東京スカイツリーとの共演が楽しめます。まつり期間中は例年、夜桜のライトアップも。昼と夜で違う表情を見せてくれます。屋形船から眺める桜並木もまた格別です。

項目詳細
開催時期例年3月下旬~4月上旬
場所隅田公園(台東区側・墨田区側)
見どころ隅田川沿いの桜並木と東京スカイツリーの競演、夜桜ライトアップ
関連情報台東区公式サイト
桜並木のトンネルの下を歩く二人連れ

2.3 浅草神社 三社祭

浅草神社の例大祭。毎年5月に3日間にわたって行われ、浅草の街が一年でいちばん熱くなります。大小約100基の神輿が、威勢のよい掛け声とともに町内を渡御する様はまさに壮観。神輿を激しく揺さぶる「魂振り(たまふり)」には、担ぎ手の気迫と江戸っ子の粋が宿ります。

項目詳細
開催時期例年5月第3週の金・土・日曜日
場所浅草神社および浅草一帯
見どころ本社神輿の宮出し・宮入り、町内神輿連合渡御の熱気と迫力
公式サイト浅草神社 三社祭

3. 夏の浅草 下町情緒あふれる季節の行事(6月〜8月)

梅雨が明けると、浅草は本格的な夏の賑わいを見せます。浴衣姿の人々が行き交い、風鈴の音が響く下町の夏。江戸から続く伝統行事から情熱的なカーニバルまで、浅草ならではの催しが続きます。

3.1 四万六千日 ほおずき市

浅草の夏を告げる風物詩が、浅草寺の「四万六千日 ほおずき市」です。7月10日は「四万六千日(しまんろくせんにち)」と呼ばれる功徳日で、この日にお参りすると46,000日分、年数にして約126年分のご利益を授かるといわれます。この功徳日にあわせて、7月9日・10日の両日に開かれるのがほおずき市。境内には鮮やかな朱色の実をつけたほおずきの鉢を売る店が立ち並び、風鈴の音色とともに江戸情緒あふれる光景が広がります。

開催時期開催場所
例年7月9日・10日浅草寺 境内

3.2 隅田川花火大会

東京の夏の夜空を彩る「隅田川花火大会」は、江戸時代中期の「両国の川開き」を起源とする、日本で最も歴史ある花火大会の一つです。第一会場と第二会場の二箇所から、コンクール玉を含む約2万発の花火が次々と打ち上がります。隅田川の川面に映る光、そして東京スカイツリーとの共演。この夜にしか見られない景色です。

開催時期開催場所
例年7月最終土曜日隅田川沿い(桜橋〜言問橋、駒形橋〜厩橋周辺)

詳細な情報は公式サイトで確認できます。隅田川花火大会 公式ウェブサイト

夜空いっぱいに開く青白い打ち上げ花火

3.3 浅草サンバカーニバル

夏の終わりを情熱的に飾るのが、日本最大級のサンバパレード「浅草サンバカーニバル」です。全国から集まったサンバチームが、大規模な山車(アレゴリア)とともに馬道通りから雷門通りを練り歩きます。きらびやかな衣装をまとったダンサーたちのエネルギッシュなパフォーマンスに、街全体が沸く一日。パレードはコンテスト形式で、各チームの真剣な演舞も見どころです。

開催時期開催場所
例年8月最終土曜日馬道通り〜雷門通り

詳細な情報は公式サイトで確認できます。浅草サンバカーニバル 公式サイト

4. 秋の浅草 伝統文化に触れる季節の行事(9月〜11月)

夏の賑わいが落ち着き、過ごしやすい気候になる秋。歴史ある行事が続き、しっとりとした風情のなかで街歩きが楽しめる季節です。

4.1 浅草燈籠祭

全国各地のふるさとをテーマにした燈籠が、夜の浅草を優しく照らす祭りです。例年10月上旬、浅草神社をはじめとする浅草各所に約300基が飾られます。柔らかな光に包まれた夜の散策は、この時期ならではの楽しみ。開催時期や会場は年により変わるので、お出かけ前に最新情報を確認してください。

項目詳細
開催時期例年10月上旬(日程は年により変動)
開催場所浅草神社ほか浅草各所(年により変動)

4.2 白鷺の舞

白鷺の装束をまとった踊子たちが、浅草寺境内を練り歩く優美な寺舞です。『浅草寺縁起』に描かれた「白鷺の舞」を、昭和43年(1968年)に東京100年記念行事として再興したもの。真っ白な装束の踊子に、武人や棒ふり、楽人らが連なって進む様子は、絵巻から抜け出たような光景です。11月3日のほか、4月の第2日曜日と5月の三社祭でも演じられます。

項目詳細
開催時期毎年11月3日(4月第2日曜日・5月三社祭でも奉演)
開催場所浅草寺境内

4.3 鷲神社 酉の市

11月の酉の日に行われる、開運招福・商売繁盛を願う祭りです。浅草の鷲神社は「おとりさま」と親しまれ、酉の市の名所として広く知られています。境内には福をかき集めるとされる縁起物の熊手を商う店がずらりと並び、威勢のよい手締めの音が響き渡ります。深夜まで続く活気と熱気。浅草の冬の訪れを告げる風物詩です。

項目詳細
開催時期毎年11月の酉の日
開催場所鷲神社(おおとりじんじゃ)
公式サイト浅草 鷲神社

5. 冬の浅草 年末年始で賑わう季節の行事(12月〜2月)

しんと冷えた空気の中に、年末年始ならではの活気と厳かさが同居する冬の浅草。一年の締めくくりと新しい年の始まりを告げる行事が続きます。

5.1 浅草寺 羽子板市

年の瀬の風物詩「羽子板市」は、江戸時代から続くとされる伝統行事です。浅草寺の境内に数十軒の露店が立ち並び、歌舞伎の演目を描いた絢爛豪華な押絵羽子板や、その年の世相を映した変わり羽子板が所狭しと飾られます。羽子板は邪気をはねのける縁起物。買い手がつくたびに威勢のよい手締めが響き、師走の空気が一段と華やぎます。

項目内容
開催時期毎年12月17日〜19日
開催場所浅草寺 境内
主な内容押絵羽子板や縁起物の販売

5.2 除夜の鐘と初詣

大晦日の夜、浅草寺では荘厳な除夜の鐘が一年を締めくくります。鐘の音が響くなか、新年を迎えようと大勢の参拝客が集まり、境内は熱気に包まれます。例年、元日の午前0時に本堂の扉が開き、初詣が始まります。年越しの夜は仲見世通りにも明かりが灯り、新年ならではの華やいだ空気が朝まで続きます。

項目内容
開催時期12月31日深夜〜1月上旬
開催場所浅草寺
主な内容除夜の鐘、新年のご祈祷、お札やお守りの授与

5.3 浅草寺 節分会

立春の前日に行われる節分会では、浅草寺で盛大に豆まきが行われます。特徴的なのは、その掛け声。観音様の御前には鬼はいないという言い伝えから、「鬼は外」とは言わず「千秋万歳 福は内」と唱えます。年男や文化人、芸能人らによる豆まきのほか、七福神が舞う「福聚の舞(ふくじゅのまい)」も奉演され、多くの参拝客で賑わいます。詳細は浅草寺公式サイトで確認できます。

項目内容
開催時期節分の日(例年2月3日頃・2月2日の年もある)
開催場所浅草寺 本堂
主な内容福聚の舞の奉演、年男による豆まき

6. 行事だけじゃない 浅草の季節ならではの楽しみ方

浅草の楽しみは、三社祭や花火大会のような大きな行事の日だけではありません。何もない日でも、四季折々の風情に合わせた過ごし方ができる街です。季節ごとの楽しみ方を紹介します。

6.1 春は着物レンタルで桜並木を散策

うららかな春の陽気のなか、着物をまとっての街歩きは格別です。桜の名所・隅田公園なら、満開の桜並木を着物姿で歩く、絵巻物のような時間が過ごせます。雷門や浅草寺を背景に一枚。春らしい思い出になります。

6.2 夏は浴衣で食べ歩きと屋形船

蒸し暑い日本の夏は、涼しげな浴衣で過ごすのが粋というもの。仲見世通りや伝法院通りには、かき氷や冷たい抹茶など、ひんやりした甘味がそろっています。日中の食べ歩きを楽しんだら、夕方からは隅田川の屋形船で、川風に吹かれながら東京の夜景を眺める。夏ならではの贅沢な一日です。

6.3 秋は人力車で紅葉観賞

気候が穏やかな秋は、人力車での観光にちょうどいい季節です。知識豊富な俥夫(しゃふ)の案内で、普段は通らない路地裏や歴史的な建物を巡れます。少し高い目線から眺める、色づいた浅草の街並み。歩くのとはまた違う風情があります。

6.4 冬は仲見世で温かいグルメ巡り

空気が澄み、寒さが身に染みる冬は、仲見世通りの活気と温かいグルメが心と体を温めてくれます。湯気の立つ揚げまんじゅうや人形焼、体の中から温まる甘酒を片手に、賑やかな通りをぶらり。参拝客で賑わう年末年始の空気も、この季節だけのものです。

季節ごとの楽しみ方を、表にまとめました。お出かけの計画にどうぞ。

季節おすすめの装いおすすめの過ごし方季節の味覚
春(3月~5月)着物隅田公園の桜並木を散策桜餅、いちごスイーツ
夏(6月~8月)浴衣屋形船からの夜景観賞かき氷、冷やし抹茶
秋(9月~11月)歩きやすい服装人力車での街巡り大学芋、芋ようかん
冬(12月~2月)暖かい服装仲見世通りでのグルメ巡り揚げまんじゅう、甘酒

7. まとめ

浅草の一年は、春の桜と三社祭、夏の花火、秋の燈籠と酉の市、冬の羽子板市と初詣。季節ごとにまったく違う表情を見せてくれます。行事に合わせて訪れるもよし、着物散策や人力車で何気ない日を楽しむもよし。旅の目的に合う季節が、きっと見つかります。

そして浅草には、季節を問わない楽しみもあります。この街には花柳界が今も息づいていて、浅草寺の北へ歩いて3分の待合茶屋・都鳥では、芸者衆を呼んでのお座敷遊びが体験できます。祭りや季節の行事とあわせて、浅草ならではの一日を組み立ててみてください。

都鳥について

1950年の創業以来、都鳥では一貫して本格的な芸者遊びをご提供してまいりました。

業界歴55年以上の元芸者の女将がいるのは、浅草でも都鳥だけ。

本物の芸者文化を、どうぞ都鳥でご体験ください。

https://miyakodori-geisha.com/

どの季節に来ても、浅草の夜はあります
三社祭も、ほおずき市も、酉の市も、それぞれの季節にしかありません。けれど芸者衆のお座敷は、一年を通してご用意しております。
創業1950年の都鳥で、季節の一日の締めくくりに。
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河村悠太/Yuta Kawamura Third-generation proprietor
河村悠太。1950年から浅草でお座敷を営む待合茶屋 都鳥の三代目。母であり二代目女将の千景とともに、花柳界の内側から記事を執筆。芸事やしきたりに関する記事は女将 千景が監修している。都鳥は浅草見番に登録する芸者衆・幇間(正式に活動を続けるのは日本でここだけ)と日々お座敷を務め、掲載内容はすべてその実体験に基づく。

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